鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

たった二人の礼拝で ( 主の名により集まれば )

 
 今日は日曜日です。日本基督教団は全国で1700の教会、伝道所がありますが、それぞれの地域で礼拝をささげたのであります。教会、伝道所はそれぞれ規模の大小がありますが、共に心を合わせて礼拝をささげるのです。私は横浜の清水ヶ丘教会で導かれ、成長しました。中学生の頃から出席するようになりました。その頃でも200名くらいの礼拝出席でした。神学校に入り、いろいろな教会で実習する必要がありますので、2年間は川崎教会を奉仕教会としました。25名くらい礼拝出席でした。その後、東京・西荻窪にある曙教会を奉仕教会として出席するようになりました。神学校の教授、新屋徳治先生が牧会する教会でした。こちらは教会という建物ではなく、住宅の応接間が礼拝堂でした。旧約聖書の学者・手塚儀一郎先生が始められた教会ということでした。15名くらいの出席で礼拝をささげていました。礼拝前に教会学校が開かれていました。応接間に面して芝生の庭があり、子供たちと体ごとの交わりをしました。その後、礼拝に出席するのですが、ベンチではなくソファーであるので、教会学校で子供たちと遊んだ疲れで、ついうとうととしてしまうのでした。狭い礼拝堂でありましたが、それなりに交わりが深められる群れでした。神学校を卒業すると、東京の青山教会に伝道師として赴任し、その後副牧師になりました。40名前後の皆さんが礼拝に出席していました。こちらの教会は青年の皆さんが結構いましたので、あまり年齢の差がないので、楽しくお交わりをしたことが忘れられません。4年後には宮城県の陸前古川教会に赴任しました。こちらは20名前後の礼拝出席でした。35年前でありました。今でも週報が送られてきますが、やはり同じように20名前後の礼拝出席でした。6年半の牧会でしたが、最後の1年は登米教会を兼牧したのです。その1年間は、日曜日に午前と午後と二回の礼拝でした。登米教会は10名前後の礼拝でした。そして、大塚平安教会に赴任することになりました。赴任した当初は40名くらいの礼拝出席でしたが、退任する頃は50名前後になっていましたので、多少は成長したかなと思いました。一時は70名の平均になったこともありました。大塚平安教会を退任して、横浜本牧教会の代務者を6ヶ月間務めました。大塚平安教会と同じくらいの礼拝出席でした。代務者を退任後は、月に一度、横須賀上町教会の講壇に立つようになりました。こちらは10名くらいです。それも我が家で5名が出席しますので、本当に小規模な教会です。小規模でも日曜日には神様に向かい礼拝をささげているのです。以上、今まで私が関わってきた教会を思い返しました。礼拝出席状況を記したのは、今日の日記に大事な関わりがあるからです。
 今日は、たった二人だけの礼拝です。連れ合いのスミさんは、日中はつい動き回ってしまい、夕がたになると腰が痛い言い、夜は早めに横になります。まして日中出かけたりすると、腰の痛さも忘れて皆さんとのお交わりをするのです。それが理由ではありませんが、牧師と信徒がいるので、この家で礼拝をささげることにしたのです。10時30分、礼拝を始めました。「六浦谷間の集会」としました。やはり礼拝には礼服で臨まなければなりません。と言っても普通のスーツですが。ヒムプレーヤーで賛美をささげ、交読詩編を読み、聖書は旧約聖書を私が読み、新約聖書の書簡は連れ合いのスミさんが読み、福音書は私が読みました。信仰告白、主の祈りを唱和しました。説教は、スミさんを相手にお話しにくいので、用意した説教を読み上げました。この説教についてはブログ「鈴木伸治・御言葉に向かう」をご覧ください。献金をしない代わりに感謝祈祷をスミさんがささげました。大塚平安教会、横浜本牧教会、横須賀上町教会を祈り、三人の子供たちのためにお祈りをしていました。頌栄後の祝祷も、三つの教会と子供たち、そして我ら夫婦の上に祝福がありますようにとお祈りしたのです。たった二人の礼拝ですが、神様に向かうひと時を与えられたのでした。二人で礼拝をささげることができ感謝です。
<聖書の言葉>
二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。
(マタイによる福音書18章20節)


2010年11月28日
六浦谷間の集会
第1回
待降節第1主日」(アドベント

礼拝順序
前 奏
招 詞  (詩編100編)
讃美歌  1(主イエスよ、われらに)
主の祈
交読文  交読詩編1編
讃美歌  50(みことばもて主よ)
聖 書  エレミヤ書33章14-16節(旧約聖書1241頁)
ヤコブの手紙5章1-11節(新約聖書426頁)
ルカによる福音書21章25-36節(新約聖書152頁)
祈 祷
讃美歌  241(来たりたまえわれらの主よ)
信仰告白
説 教  「救い主の来臨」 鈴木伸治牧師
祈 祷
讃美歌  474「わが身の望みは」
感謝祈祷  鈴木スミ姉
讃美歌  24「たたえよ、主の民よ」
祝 祷
後 奏