鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

第37回日本基督教団総会二日目( 御心のままに )

 
 総会二日目は逝去者記念礼拝を持って始められました。この2年間で天に召された教師は85名おられます。宣教師として働かれた人は9名おられます。逝去者名が読み上げられ、中には存じあげている先生もおられ、改めて思いだされるのでした。広田一郎先生は神学校の同級生でした。藤田真佐子先生も後輩になりますが神学校で一緒でした。高田彰先生、気仙三一先生、その他存じあげている先生たちを思い浮かべては、その力強いお働きを示されるのでした。いずれは私も逝去者名簿に記されることをしみじみと思った次第です。
 その後、議事が再会され、議長選挙の結果が報告されました。総会議長の選挙は昨日夜のセッションで行われましたが、開票作業は本日の議事が始まってから行われたのです。新しく石橋秀雄牧師が議長に選出されました。続いて副議長の選挙がおこなわれました。予備選挙、本選挙を経て岡本知之牧師が選任されました。その時は12時に近く、昼食休憩となりました。昼食休憩になったことを密かに喜びました。教団で用意してくれるお弁当を食べることができるからです。議長選挙にしても、副議長選挙にしても、新しい人が決まるやその場で交替するのです。従って、もはや山北宣久前議長も佐々木美知夫前副議長もこの昼食には参りません。書記は議長と副議長が選任し、議場に諮ります。議場の承認を経て就任するのです。副議長が昼食前に決まりましたが、すぐに書記を発表することはできません。議長と副議長が協議する時間が必要です。従って、昼食前には新書記を選任できないのです。お陰で最後のおいしいお弁当を食べることができました。
 そして午後からの議事の冒頭に新書記選任が行われ、雲然(くもしかり)俊美牧師が書記に選任されました。その時点でようやく書記を退任することになりました。四期8年間、書記の務めでした。石橋秀雄新議長より感謝の言葉が述べられました。「鈴木伸治書記は、議場がどんなに混乱しても、議長団席でどっしりと構え、冷静に対処しておられ、その姿勢に対してどんなにか励まされたことでしょう」と謝辞を述べられました。退任の挨拶を致しました。「ある人から、書記を務めて何かよいことがあったかと問われました。よいことは大有りです。神様が導いてくださった8年間の歴史を、多くの人々に支えられながら、教団の大切な記録を歴史に残しました。その量は膨大なものであります。自分なりによくやったと振り返っています。皆さまのご協力を心から感謝致します」と述べたのでした。議場の皆さまから盛大な拍手をいただきました。雲然新書記と壇上で握手し、私は壇上を降りたのでした。降りると有澤禧年出版局長がおられ、握手をしてねぎらってくれました。少し歩くと東京教区の議員席に山北宣久前議長が座っておられ、先生は立ちあがって握手され、労をねぎらってくれたのでした。
 その後の休憩時間では多くの人たちが握手をしつつ書記の労をねぎらってくれたのでした。それからは議員席に座り、議事の進行を見守るのでした。私は、今回は推薦議員であります。教団総会議員は教区総会で選任された人々です。神奈川教区の総会は6月に開催されましたが、私は横浜本牧教会の代務者でした。正式な牧師ではないので、総会議員には選ばれないのです。選任されませんでしたが、教団は推薦議員として登録したのでした。今までは神奈川教区総会で議員に選出され、教団総会議員になりましたが、教区で選出されない現実をなんとなくさびしく思いました
 書記を退任しましたので、無任所教師ではなく隠退教師になってもよいと思いますが、来年の3月末までは無任所教師でいようと思っています。もしかしたら代務者等の職務があるかも知れないからです。働くことができるなら、神様の御用は続けなければならないでしょう。ゆっくりしたいと願いつつ、主が用いてくださるならば、と思っています。
<聖書の言葉>
御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。
ヤコブの手紙1章18節)