鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

入園願書配布日( 子供をイエス様に連れてくる )

  
 今日もチリのことを記しておきましょう。読売新聞の15日付朝刊はチリの国、サンホセ鉱山落盤事故救出劇につき、次のような報道もありました。感銘深く受けとめましたので、ブログに掲載し、後々まで証を示されたいと思います。
 「33人はほとんどが敬虔なクリスチャンで、その信仰心も大きな支えになった。『祈り』を担当したのは、福音派の牧師であるホセ・エンリケスさん(55)だ。立て抗を通じて33人分の聖書を取り寄せ、定期的に礼拝を開いて、神の救いを説き続けた。2番目に救出されたセプルベダさんが『神が私を引っ張ってくれた』と語ったのは、深い信仰心を物語った。」との報道は、信仰の証しであります。新聞に信仰の証が掲載されたのですから、本当に良い証を世界中にされたと、感銘深く示されています。今後、この信仰の証が語り継がれていくでしょう。

今日は10月15日であり、昨年まではこの15日を特別な思いで迎えていました。ドレーパー記念幼稚園の園長として入園募集に関わる願書配布や入園受付、面接等を30年間してきたのです。この日は幼稚園の願書配布の日であります。願書配布は15日以降に決められています。そうでないと、それこそ夏の頃から願書を配布し、9月頃には入園を決めてしまう幼稚園もあるのです。そのような取り組みを阻止するために、公的に15日と決められているのです。そして、入園受け付けは11月1日に決められています。今年は願書がどのくらい出るのかが課題になります。願書が出ただけ入園者があるかと言えば、そうではなく、保護者の皆さんはいろいろな幼稚園の願書を取り寄せ、教育方針や幼稚園の内容を理解して願書を提出するのです。どこの幼稚園でも園庭開放を行っています。未就園児が週に一度か二度、幼稚園で楽しく過ごします。この幼稚園に入れたいと願っている保護者の皆さんは、積極的に園庭開放日にやってきます。しかし、中には入園させるかはともかく、遊ばせてくれるのであるからと出かけて来られる保護者もいるのです。園庭開放に大勢の親子が集っても、入園については未定であるのです。
 ドレーパー記念幼稚園の場合、入園願書一式の袋の中には、入園募集要項、願書、幼稚園案内、「ぶどうの木」、「ドレーパーだより」等を入れています。「ぶどうの木」は保護者の皆さんの文集です。一年に一度発行しています。一年に一度、保護者がお子さんを見つめ、文にし、思いを綴っているのです。入園を検討していた保護者の方が文集を読んで、この幼稚園に入園させることを決心したと言われる方もありました。15日に願書一式を配布し、その後2、3日後に幼稚園説明会を開催します。入園案内に沿って、教育方針や取り組み等をお話するのであります。結構お集まりくださるのですが、集まった皆さんが全員、この幼稚園に入れると決めている訳ではありません。説明会に来られても願書を提出しない方もあるのです。この幼稚園に初めて入園させようとしている保護者の方は、幼稚園が始まる9時には受取に来られます。しかし、在園生や卒業生の保護者の皆さんは、既に幼稚園を知っている皆さんであり、それこそ忘れたころに願書を取りに来られるのです。在園生がおり、下のお子さんも入園を予定されていると聞いていますが、願書を取りに来ないのです。それでこちらから連絡します。忘れていました、と言わけです。願書がどのくらい出るのか、思いを集中させながら一日過ごしているのに、のんきな姿勢には困ってしまいます。
 さて、今日15日、もはや退任していますが、ドレーパー記念幼稚園や早苗幼稚園の願書の配布状況はどんなものであったのでしょう。それぞれイエス様のお心を土台として取り組んでいる幼稚園です。一人でも多くの子どもたちを受け入れることができるようお祈りしています。もはや退任しているのに、まだ気になるのだなあ、と苦笑しながら。
<聖書の言葉>
エスに触れていただくために、人々が子供たちを連れてきた。
(マルコによる福音書10章13節)