鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

リードオルガンを楽しむ会( 新しい歌を主にささげ )

  
 チリの救出劇が終わりました。全員無事に救出されたこと、まず神様に感謝致しましょう。世界中の人々が祈りつつ見守っていたのです。13日は、世界中の人々がチリの国、サンホセ鉱山の落盤事故で、深さ600メートル以上の地下坑道から作業員を救出するテレビの映像に釘づけになったと思います。14日の午前中に33人全員が救出され、この救出劇に世界の皆さんが拍手を送ったのであります。8月5日にサンホセ鉱山で落盤事故が起き、33人が地下に取り残されました。一時は全員駄目かと思われました。しかし、救出作業が急ピッチで進められ、全員の救出となりました。二番目に引き上げられたマリオ・セペルベダさんの言葉は、「運が良かった。私のそばには神と悪魔がいたが、私を引っ張ってくれたのは神だった」と言われたということです。読売新聞は「神が引っ張ってくれた」との見出しで、救出劇を報じていました。この言葉を大変感銘深く受けとめました。私は今度の日曜日の説教、「天国に市民権をもつ者」と題して説教の準備をしていますが、「神さまが引っ張ってくれる」をキーワードにして御言葉に向かいたいと示されています。
 ところで、先日の横浜本牧教会を会場に開催された「リードオルガンを楽しむ会」についての思いを記していませんので、今日のブログにすることにしました。10月11日に「リードオルガンを楽しむ会」を開催するので、ぜひご出席いただきたいとの要請をいただいていました。まだ横浜本牧教会代務者在任中でした。その二日前が早苗幼稚園の運動会であり、こちらも必ず来場することを願われていました。もはや退任したのに、何となく出かけにくい思いがありましたが、連れ合いのスミさんの積極的な姿勢に負けて、出かける思いでおりました。そしたら運動会は雨で延期になり、同じ11日になりました。一回出かければ両方に顔が出されるので、ありがたいと思ったわけです。運動会には11時過ぎに行きました。それについては既にブログで記しています。お昼のお弁当をいただいて、午後1時20分頃に運動会場を後にし、横浜本牧教会に向かいました。午後1時30分から「リードオルガンを楽しむ会」が始まるのです。
 最初に横浜本牧教会の小菅孝子さんが、リードオルガンを楽しむ会を開くようになった経緯をお話されました。その後、お集まりの皆さんが順次リードオルガンの演奏をされました。皆さんはリードオルガンへの思いが深く、リードオルガンこそ神様を讃美する楽と思われているのです。その姿勢を感銘深く受けとめさせていただきました。
横浜本牧教会にはアールボーンの電子オルガンがありますが、リードオルガンも歴史のある存在でした。従って奏楽者の皆さんは電子オルガンで奏楽される方、リードオルガンで奏楽される方がおられ、それぞれに賛美の力が与えられるのです。それにしても横浜本牧教会には7名の奏楽者がおられます。恵まれた教会だと思います。教会によっては奏楽者いないのでヒムプレーヤーを使用しています。昔はヒムプレーヤーなるものはありませんでした。その為、教会員ではない幼稚園の先生に奏楽を依頼しています。先生たちもオルガンはあまりお上手ではありません。それでも何とか讃美歌を歌うことができるので感謝しています。私どもの娘、羊子は3歳からピアノの稽古を始めており、小学校3年生、4年生頃は教会学校の奏楽をするようになりました。とにかく、奏楽者が不在であるということの困難が地方教会にはあるのです。前任の大塚平安教会在任中、ひと時は多くの奏楽者がおり、9名も居る時代がありました。しかし、その後減少し、2、3名の奏楽者になっています。奏楽者が多くいる場合と奏楽者は一人に限定している教会もあります。他にも奏楽者がいますが、やはり同じ奏楽者により賛美をささげたいとの思いであります。
賛美の調べをオルガンにより、歌によりささげるとき、まさに主の御顔を仰ぎ見ることができるのです。いよいよ賛美をささげて歩みたく願っています。
<聖書の言葉>
新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべき御業を成し遂げられた。
詩編98編1節)