鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

主の栄光…(テレフォンメッセージ 4 )

テレフォンメッセージより。
 
「栄光に輝く」
寒いといいながらも、春に向かって歩み始めています。寒さはいつまでも続くのではありません。必ず祝福の日々があるということです。そして、現実の恵みを喜びつつ歩みましょう。
漫画、「コボちゃん」の中に、おじいちゃんに後光がさしているというものがあります。おばあちゃんは外で仏像を見ました。後光がさしている仏像が心に残っていました。家に帰ってくると、おじいちゃんがセーターを脱いでいるところでした。頭からすっぽりとセーターを脱いだ時、おじいちゃんの髪の毛が逆立っているのです。もはやあまり無い髪の毛で、まばらな髪の毛が逆立つ時、何か後光がさしているように見えたのです。この漫画を楽しく見ましたが、神様のお恵みに生きる時、そのまま神さまの後光が現れていること、これは事実だと思います。栄光に輝くお顔の人に出会います。昔、私が神学校に入った時、その時の校長先生は金井為一郎先生でしたが、先生のお顔は本当に栄光に輝くお姿でした。入学した時、新入生歓迎会がありましたが、その時、一人の先生が、「君たちの先輩の顔を御覧なさい。皆、栄光に輝いている。君たちも先輩のようになってほしい」と言うのです。この言葉は大変ショックでした。はっきり言えば、新入生の顔は何も輝いていないと言っているわけです。そして、その先輩を見た時、どこが輝いているのかと思われる人たちなのです。しかし、この先生が言った意味がだんだんと分かるようになってきたのです。本当に先輩たちの顔は栄光に輝いていると思うようになりました。体内から湧き上がってくる喜びを持つからです。皆、貧しい学生ばかりで、くたびれた服を着、生活は決してよくないのに、皆栄光に輝くお顔を持っていました。以来、私もその様になることを願いつつ歩んでいるのですが、生涯の願いとなっています。栄光に輝く姿の生き方は知っています。それはイエス様が示された神の国を生きることなのです。現実が神の国であるということ。現実が苦しくても、悲しくても、辛くても、問題が山積みになっていようとも、イエス様のお心をいただいて生きる限り、この現実は神の国なのです。おのずと喜びが現れてくるのです。栄光に輝く生活へと導かれましょう。
聖書の言葉
「あなたの上に主が輝き出て、主の栄光があなたの上に現れる。」(イザヤ書60章2節)