鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

若者は幻を、老人は夢を…(各部集会 )

「日曜日は教会へ」のもとに、今日も皆さんと一緒に礼拝をささげることができ感謝です。今日は第二日曜日であり、礼拝後は各部の集会が開かれました。3月であり、それぞれ総会としての集いでした。各部というのは婦人会、壮年会、青年会です。しかし、青年会の活動は休止しています。青年はいるのですが、まとまって活動することは控えている状況です。婦人会も壮年会もお昼の食事を用意しての総会を開いていました。それぞれの集いが教会を支えているのです。
婦人会は全国的な組織があり、教区や地区とのかかわりの中で活動していますが、大塚平安教会婦人会としての活動があります。聖書を読む集い、お仕事会、友愛会、家庭集会、桜本教会の路上生活者支援活動への協力、子どもの教会餅つき大会の協力、夏のバーベキューの協力、6月の特別伝道集会、12月の婦人会・家庭集会合同クリスマスの集い、秋のバザー等、当教会独自の活動が導かれています。婦人会の活動と交わりを通して会員の皆さんの歩みが強められているのです。
壮年会は全国的なつながりはありません。しかし、近隣の教会と交流会をおこなったりしたこともありました。毎月の例会では証や聖書研究等があります。月に一度「壮年会だより」を発行し、活動報告や「からし種」欄に会員が証や所見を記しています。数年前から会堂清掃を担うようになりました。それまでは、もっぱら婦人会が会堂清掃をしていましたが、婦人会ばかりでなく壮年会も担うことになったのです。そして、第四日曜日礼拝後の愛餐会にはカレーライスを提供しています。第四土曜日の会堂清掃の後に、翌日の愛餐会の準備をするのでした。夏のバーベキューは壮年会が担当します。また、秋のバザーや子どもの教会の餅つき大会も壮年会の活動の場でもあるのです。
教会は青年会、婦人会、壮年会と三つの交わりで歴史を歩んできましたが、必ずしもそれらの交わりには入らない場合があるのです。青年会といっても何歳までが青年なのか、何歳になったら婦人会や壮年会に入るのか等、ここにも課題があります。大分以前のことですが、青年たちが結婚したとき、だからといって婦人会や壮年会に入るのは、早いと思うのです。それで「ハンナの会」や「カナの会」を作り、交わりを重ねていましたが、いつの間にか消えてしまいました。このような傾向は各教会にもあります。結婚した若い女性たちは婦人会には入りづらいので「マリア会」を作り活動するようになりました。その「マリア会」の皆さんは、もうかなりの年齢になっているのに、まだ「マリア会」であり、婦人会とは一緒にならないのでした。当教会の壮年会も後継者を迎えるために、65歳以上は「ヨナの会」としました。しかし、壮年会にはなかなか入らない人が多く、いつも合同で集会を開いていましたが、結局、「ヨナの会」は解消してしまい、従来通り壮年会としての歩みをしています。
それぞれの教会はいろいろなグループ分けをしての交わりを持っています。これらの交わりの集いが信仰を励まし、力強い歩みへと導くのです。大塚平安教会の婦人会、壮年会も交わりと信仰の歩みを深めています。教会を支える大きな働きをしているのです。今日はそれぞれ総会を開催しました。2006年度の歩みを振り返り、2007年度の予定を確認するときでありました。また新しい歩みが始まるということです。
私も若い頃は高校生会に属し、その後は青年会に属し、そのような交わりのグループで成長したといえるでしょう。教会の礼拝だけ出席していたら、今のような私にはならなかったと思っています。高校生時代、青年時代に同じ年代の友と語らい、活動することによって、信仰に生きる姿が培われたのでした。
各部の集いがいよいよ祝福された歩みとなることをお祈りしたのでした。
聖書の言葉
「神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る。」(使徒言行録2章17節)