鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

ページェント「最初のクリスマス」(幼稚園のクリスマス)

いよいよ今日は幼稚園のクリスマスです。いよいよというのは、子ども達は練習をしてきましたし、心待ちにしながらすごしてきたのです。今日はお父さんやお母さんも出席です。礼拝をささげ、いよいよページェント「最初のクリスマス」が始まりました。
園長が「ページェント『最初のクリスマス』」と宣言しますと、ピアノにより前奏が始まります。一同手を胸に組み黙祷をします。以下、聖書朗読は園長です。
(前奏が終わったら)
○聖書朗読「天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に遣わされた。ダビデ家のヨセフという人のいいなづけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。天使は言った。『マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。』」(ルカによる福音書1章26-32節)
○聖書朗読が終わると、天使ガブリエルが場内を二周してマリアのもとにいき、お告げを示します。ここで聖歌隊がマリアへのお告げの歌を合唱します。お告げが終わると天使は帰ります。(マリアが退場すると)
○聖書朗読「そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤベツレヘムの町へ上って行った。」(ルカによる福音書2章1-4節)
聖歌隊の合唱により、ヨセフとマリアが宿屋さんに宿泊を頼みます。三番目の宿屋さんが、馬小屋ならばと案内します。
(マリアとヨセフが宿屋さんにつくと)
○聖書朗読「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」(ルカによる福音書2章6-7節)
○ナレーション「イエス様がお生まれになったとき、たくさんの星が現れて、イエス様をお祝いしました。」 このとき花組さんの半分が星になって場内をきらきらと輝かします。
(星が帰ると)
○聖書朗読「さて、その地方で羊飼いたちが野宿しながら、夜通し羊の群れの番をしていた。」(ルカによる福音書2章8節)
星組の羊飼いたちがひよこ組の羊たちを一箇所に集めます。そして、自分たちは焚き火の周りに座ります>
○ナレーション「またまたたくさんの星が現れ、イエス様をお祝いしました。」 花組さんの半分が輝く星となって場内を輝かします。
(星が帰ると)
○聖書朗読「すると突然、この天使に天の大群が加わり、神を賛美して言った。『いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心にかなう人にあれ。』」(ルカによる福音書2章13-14節)
<数人の天使が現れ、羊飼いと羊の周りを8の字に回ります。そして、羊飼いにお告げを示します。そこで聖歌隊がお告げの内容を歌います。>
(天使がお告げをした後、馬小屋に並びます。)
○聖書朗読「天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、『さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないかと話し合った。』」(ルカによる福音書2章15節)
<羊飼いは羊と共に馬小屋に行き、そこに並びます。>
(羊飼いが馬小屋に並ぶと)
○聖書朗読「博士たちが主の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。」(マタイによる福音書2章9節)
聖歌隊の合唱にあわせ、導きの星星組の博士たちを迎えに行きます。花組のらくだが三組、それぞれ博士を乗せて馬小屋に向かいます。そして、三人が宝の箱を開けて黄金、乳香、没薬をイエス様にささげます。今度はひよこ組の羊たちがイエス様にダンスのプレゼントをします。そして、全員で「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」を歌ってお祝いします。>

これでページェントが終わります。約20分の上演時間です。一人ひとりが大事な役目を見事に演じました。120%のできばえでした。保護者の皆さんも感動して声がありません。主任に促されて盛大な拍手を贈るのでした。子ども達もいつまでも思い出に残ることでしょう。
 第二学期はこのクリスマスをもって終わりです。冬休み中、交通事故に会わないよう、また風邪を引かないように心から願いながら終了しました。

聖書の言葉
「羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰っていった。」(ルカによる福音書2章20節)