鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

天地創造の神様(幼稚園の作品展 )

幼稚園では今日から三日間、作品展をホールで開催しています。今年のテーマは「海」で、各クラスが海に因んだものを作りました。そして、先生達が展示場を作り、飾るのです。子ども達の作品を楽しく見ますが、先生達の展示場作りも楽しいものです。海賊船やカニのトンネル等、むしろ遊びの場でもあるのでした。見に来られた皆さんには一筆感想を記していただいています。皆さんは感動したお気持ちをそのまま記されていました。作品展では各クラスの作品について先生のコメントが掲示してありましたので紹介しておきましょう。
<ひよこ組>(3歳児)
「かみねんどをこねこねして おさかなをつくりました。てもまっしろ。マカロニでうろこをつけました。こせいたっぷり。ユーモラスであいきょうたっぷり。ひよこさんそのものにしあがりました。それからタコさんとカメさん。おおきなダンボールをくみあわせたカメさん。ひよこさんがなんにんのれるのでしょうか? さかなやうみのえほんをみながら たのしくたのしくとりくみました。」
<ゆり組>(4歳児)
「いろとりどりのおさかなは、すなえにちょうせんしました。「にじいろのさかな」のえほんをみて、どんないろのおさかなにしたいのか、よーくかんがえてスタートしました。たくさんのいろおすなをつかいたくて、みんないつもよりきあいをいれて、えのぐもがんばりました。じっくりしあげた ゆりぐみのりきさくです。カラフルなヒトデは おはながみをちぎってはりました。せいさくちゅうのしんけんなおかお。おしゃべりをわすれてむちゅうになっていました。たからばこはおほしさまのもようがめじるしです。ゴージャスずきなのか、「ぜったい、きん! ギン!」というみんなのいけんで キラキラひかっています。カニトンネルは どうぞ くぐって 楽しんでください。」
星組>(5歳児)
「ほしぐみは ハンガーのほねをつかってさかなをつくりました。うろこはリボンで どのいろをはるか、しっぽはながくするか、たくさんつけるか、しこうさくごしながらつくりました。こせいいっぱいのさかなたちを どうぞ ゆっくりごらんください。そして、おおきなおおきなかいぞくせん、ふねからのながめもたのしんでください。うみのせかいワープ。」

子ども達はものを作るのが大好きです。園庭はいつも製作の場になっています。砂場では山が作られ、トンネルが掘られ、穴を掘っては水をいっぱいにします。湖なのでしょうか。一方、園庭では泥団子作りが盛んです。何回も砂を加えては丸みを持たせ、次第に大きくしていくのでした。作品展をわざわざ開催しなくても、毎日が作品展なのです。
朝、門に立ち、登園する子ども達を迎えています。今では元気に朝の挨拶をしてくれます。そして、挨拶しながら、なにやら手渡してくれるのです。家で作った折り紙です。しかし、三角形に折ってあるのですが、それが何であるのか分かりません。でも一生懸命に作ってくれたのです。園長室に飾っています。
おそらく家でもいろいろな作品があるのではないでしょうか。親は子どもの作ったものは捨てられません。我が家でも三人の子ども達が作ったものが、いまだにあちこちにあります。「まだ置いてあるの?」と、既に30歳を過ぎた子ども達が言うのでした。私も、両親が大事にしてくれたので、中学生のときに作った帆船がいまだにあります。帆船というには及ばない作品ですが、キッドでなく、丸太を削りながら悪戦苦闘して作ったものであり、思い出がいつまでも残っています。このとき、神様のお造りになった天地万物に思いを馳せます。神様のお恵みに思いを寄せましょう。
聖書の言葉
「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった。」(創世記1章31節)