鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

祈ることに熱心な群れ(林間つきみ野教会設立式 )

週の初めの日、まず教会で礼拝をささげること、なんと力と希望になるのではないでしょうか。キリスト教では日曜日は週末ではなく、日曜日をもって始まるのです。日曜日の朝に、イエス・キリストが復活したことに起因しています。礼拝をささげ、神様のお心をいただき、霊に満たされ、活力を与えられて一週間を歩みだすのです。
さて、今日は午後3時から林間つきみ野教会の設立式が行われました。かねてより、祝辞を賜りたいので予定しておいてくださいと依頼されていました。同教会は今までは「つきみ野伝道所」として歩んでいましたが、教会員も増え、教会としての歩みをすることになったのです。
以下は教団を代表しての祝辞です。

「林間つきみ野教会の設立を心からお祝い申し上げます。最初の開拓伝道に関わらせていただきましたので、この度の教会設立は感動と感謝をもって迎えています。教団を代表ということでありますので、教団の現状を少しく述べ、このような状況の中に林間つきみ野教会も存立していることを認識していただきたいのです。10月24〜26日に教団総会が開催され、今後の2年間の方向が決められました。教団は2004年度の統計ですが、1,725の教会・伝道所があります。信徒数は195,076人です。現住陪餐会員は97,006人です。10万人もいない実情です。その会員を分析すると、30歳未満は6.4%、30歳代は10.2%、40歳代は13.2%、50歳代は18.2%、60歳以上は52.1%です。10万人に対して半分以上の5万人以上が60歳以上なのです。それに対して30歳未満の若者は640人しかいないのです。この数字に示されているように、若い人々への伝道が大きな、重い使命となっています。
設立された林間つきみ野教会は駅にも近く、道路にも面しており、また人々が入りやすい教会であり、若い人々の喜びとなることを願っています。氏原さんのご家庭を開放しての開拓伝道が始まったとき、この伝道の相談役となった当時翠ヶ丘教会牧師の早川規先生が湘北地区内および神奈川教区内の牧師たちに呼びかけ、応援をいたしました。私も数度にわたり、日曜日の午後に皆さんと共に礼拝をささげさせていただきました。今から思うと、畳の部屋での礼拝が懐かしくもあります。その後、伝道所となり、教会へと発展したのですから、そのご苦労は多々あったことでしょう。教会の設立を心からお祝い申し上げます。
当時、娘が大和高校に通っており、月2回の集会案内のポスターを見ては報告してくれました。「今度の集会は○○先生ですって」と言われる度に、まだ続いている?と思うのでした。開拓伝道の困難さは、宮城県の教会にいるときに経験していますので、続けることの困難さはよく知っています。つきみ野で伝道が続けられているという希望と喜びを持ちました。
教会となった今、どうか人々の希望の教会として、光を人々に示し続けて頂きたいとお願いいたします。」

私の祝辞は設立式に続いて行なわれました。その後の祝会で数名の皆さんがお祝いの言葉を述べました。お祝いに出席された皆さんは、本当に心から喜んでおられることが示されたのでした。

聖書の言葉
「ペトロの言葉を受け入れた人々は洗礼を受け、その日に3千人ほどが仲間に加わった。彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。」
使徒言行録2章41〜42節)