鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

賛美させてくださいと祈りつつ…(教区教会音楽祭 )

今日は神奈川教区教会音楽祭が明治学院横浜校舎チャペルで開かれました。毎年、神奈川教区の礼拝音楽小委員会が開催しており、今年で30回を迎えております。当教会の聖歌隊も参加しました。礼拝が終わると、マイクロバスをチャーターしてあり、お昼の食事はバスの中でいただくというあわただしさで出かけていきました。私も行って、せめて当教会の聖歌隊の皆さんの歌声を聞くべきですが、明日から日本基督教団の会議があり、準備もあっていきませんでした。
毎年開催されていますが、いつも500名くらいが出席するということです。今年の参加教会は21教会とのことであり、神奈川教区内の教会は107の教会・伝道所があるので、参加が少ないと言えるでしょう。しかし、日曜日の午後からの集いにしてはちょうど良いのかも知れません。これが50、60の教会が参加したら、それこそ夜遅くまで開かなければなりません。教区教会音楽祭であり、賛美の歌声を競い合うというものではありません。各教会が持ち時間の中で数曲の賛美を歌うのです。自分の教会の出番の前後に出席し、その後は帰る教会が多く、入れ替わりで500名ということです。
このようにして、いろいろな教会の賛美の声を聞くことは、励みともなり、新たなる力も与えられるのです。今年は障がいを持つ方も聖歌隊に加わって、力強く賛美していた姿が、とても大きな証しとして示されたと言われます。当教会は、今年は参加しませんでしたが、小さい子ども達も交えての賛美が、他の教会に喜ばれていました。小さい子どもの一人が、このブログでも紹介した樂太朗君です。まだ幼稚園児でした。樂太朗君のお姉ちゃん・和香ちゃん、杉野さんのお子さん、夏泉ちゃんと瑞季ちゃんの四人の小さい子ども達が聖歌隊に加わり、大きな声で賛美する姿は、皆さんの喜びでもありました。今回は樂太朗君の事故もあり、参加できませんでしたが、来年の楽しみといたしましょう。
各教会とも高齢化が進み、聖歌隊のメンバーも同じです。若い人達が教会に来て、聖歌隊で共に賛美の歌をうたうことが少なくなってきているのです。賛美はたとえ高齢になっても、力強くうたうでしょう。以前、ギリシャ正教のお葬式に列席しました。ギリシャ正教では会衆賛美はなく、聖歌隊がうたうのです。集まった聖歌隊の皆さんは高齢者ばかりでした。それでも一生懸命に声を出して歌っている姿には心を打たれる思いでした。
当教会の聖歌隊は15、6名の皆さんがいます。教会の祝祭日、イースターやクリスマスには聖歌隊が賛美してくれます。教会創立記念日、召天者記念礼拝等、年に5、6回は聖歌隊の賛美があります。日曜日礼拝後には練習をしています。そのため、礼拝後に役員会や他の集会があっても、聖歌隊の練習が終わってから開くのでした。
毎年、チャペルコンサートを開催していますが、ゲストの出演と共に聖歌隊も出演し、賛美の喜びを皆さんに知ってもらっています。しかし、毎年開催することには困難を覚えるようになり、隔年の開催としました。従って今年は開催せず、来年の開催を予定しています。教区教会音楽祭も今年は参加しましたが、来年は参加せず、隔年としました。必ず大きなイベントに出場するということです。今まではチャペルコンサート、教区教会音楽祭に参加したりして大変でもあったのです。
賛美の歌をうたうということは神様にお祈りをささげているのですから、大きな喜びとなります。当教会は毎週礼拝が終わると、次週で歌う讃美歌の練習をしています。一度歌っておくと、賛美の声が出しやすくなるのです。讃美歌21という新しい讃美歌を用いるようになり、最初は歌詞や曲に戸惑いましたが、ようやく慣れてきました。新しい讃美歌に親しみも出てきています。賛美ができる喜びがあります。朝、目覚めると共に賛美の歌を口ずさみ、夜のしじまの中で歌う賛美に、どんなにか平安が与えられることでしょうか。
聖書の言葉
「あなたを賛美し、ほめたたえさせてください。」(詩編106編47節)