鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

いつも喜びつつ(幼稚園の紹介 ーその2ー )

昨日は幼稚園の創立精神と教育の特色を紹介しました。今日は「主な歩み」について紹介しましょう。他園にはない取り組みの紹介です。
「礼拝の生活」
礼拝は神様にお祈りをささげることです。毎日の園生活では、クラスにおいて短い礼拝がささげられます。そして、金曜日には合同礼拝をささげます。全園児がホールに集まり、礼拝をささげるのです。さんび歌を歌い、聖書の言葉に耳を傾け、園長による神様のお心のお話を聞くのです。そして、献金をささげます。献金の額は自由です。献金は神様のお導きで元気に過ごしていることの感謝であり、お友達と共に過ごす決心のしるしなのです。年長組の四人のお友達が献金箱により皆から集めます。子ども達はこのお仕事に誇りを持っています。年中・年少のお友達にとってはあこがれでもあります。以前、年中で退園するお友達に、先生の計らいで献金当番のお仕事をさせてあげました。その時は、年長のお友達に良く説明し、理解してもらいました。年長に取っては誇り高きお仕事でもあるからです。ささげられた献金は、年末になると必要とされる諸施設等へ寄付しています。
「遠足」
どこの幼稚園でも楽しい遠足はしているでしょう。当園の遠足は観光バスを連ねて出かけるのではなく、電車に乗って公園に行くのです。大池公園は二俣川駅までかしわ台駅から七つ目です。駅から歩くこと30〜40分です。引地台公園は大和駅までかしわ台駅から三つ目です。駅から30分くらい歩きます。同じく大和の泉の森公園にもいきます。毎年、いろいろな公園にいき、広い公園で親子共々のんびりと、楽しく過ごすのです。
花の日
毎年、6月に行ないます。もともと教会が行っていたことですが、幼稚園でもこの日を設けました。当日、子ども達はお花を持参します。きれいな花を前に置き、礼拝をささげるのです。こんなにきれいなお花を咲かせてくださる神様に感謝をささげます。そして、それ以上に私たちにお恵みを下さる神様に感謝をささげるのです。礼拝が終わると年長組がお花を届けにいきます。日ごろお世話になっている医院、交番、消防署、駅、地主さん、郵便局等です。「いつもありがとうございます。お花をどうぞ」と言いつつ渡すのでした。毎年、恒例になっているので、消防署等では数人が整列して、儀式的に受け取ってくれるのでした。感謝の思いが深まるひとときです。
「収穫感謝礼拝」
花の日と同じように感謝をささげる礼拝です。いくつかの果物を持参します。この果物は子ども達の会食に用いますが、ほとんどは綾瀬ホームとさがみ野ホームに届けます。
「クリスマス」
キリスト教の幼稚園でなくてもクリスマスの集いをしています。しかし、当園は真にイエス様のお生まれになった喜びを分かち合います。全員でページェント「最初のクリスマス」を演じます。聖歌隊の歌によりイエス様の誕生物語が進行していきます。ヨセフさんとマリアさん、宿屋さん夫婦、羊飼い達、博士達とらくださん、天使の群れ、導きの星やきらめく星さんたち、かわいい小羊さん達。誰が主役ではなく、皆が大事な役割を持っています。
当園の特色ある歩みを紹介しました。他にも、一泊保育、夏期保育、運動会、芋ほり、雪遊び、観劇、コンサート、お楽しみ会、夕涼み会、一日動物村等もありますが、割愛いたします。いずれ、その都度紹介するでしょう。このような特別行事と共に、日々の歩みにおいて、「楽しい園の生活は、キラキラ、わくわく、のびのびと」のテーマで歩んでいるのです。
聖書の言葉
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(テサロニケの信徒への手紙<一>5章16-18節)