鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

幼子はたくましく育ち(おやじの会の皆さん)

関東地方は梅雨明けと報道されていました。そういう時、本日の日曜日に幼稚園の「おやじの会」の皆さんが集いを開きました。まず、「幼稚園をきれいきれいにする」スローガンの下に、ベランダや玄関の引き戸の清掃や、開け閉めが良くなるように整備もしてくれました。雑草取りもしてくれました。感激していることは、プールの下に敷いていたベニヤ板12枚の片付けをしてくれたことです。主任が、皆さんに片付けてもらいましょう、と言ってきたのですが、8月になったらボツボツ行うから良いですよ、と言っておきました。そしたらお父さん達は片付けてくれたのです。ほんとに感謝です。
今年はほんとに長かった梅雨でした。夏休みとなり、7月28日までは特別保育を行いました。自由登園でありますが、結構登園してきます。昨年から実施しましたが、昨年の場合はほとんどの子ども達が登園しました。しかし、今年はほとんどとは言えず、最後の28日は約半分の子ども達でした。特別保育中もプール遊びをする予定でしたが、天候が良くなく、結局できませんでした。今年度のプール遊びはおしまいです。組み立て式のプールなので、解体して片付けることになりました。プールは組み立て時にベニヤの板を敷きます。地面がでこぼこしているので、板を12枚敷き、その上に組み立てています。解体したとき、その板も随分と水分を吸い込んでいますので、芝生広場に立てかけ乾燥させていたのです。もう一週間も立てかけてあり、このところ曇り空でも雨が降らなかったので、板はすっかり乾きました。先生たちが勤務していた28日までに片づけができなかったので、8月に入ってからぼつぼつ片付けようと思っていました。お父さんたちのお働き、パワーというものを身にしみて感じました。「おやじの会は」幼稚園の清掃の後は、子ども達とバーベキューを行います。参加した親子の皆さんはそれほど多くはありませんが、ともするとお父さんとのふれあいが少ないので、とても良い集いでありましょう。明日から体操教室のプール指導があり、こちらは本格的なプールを設置します。バーベキューの準備が始まる頃から、プールの設置が始まり、場所が狭くなり申し訳ないと思いました。その後、園長は外出しましたので、バーベキューに参加できませんでしたが、楽しい集いとなったことでしょう。
当園のお父さん達の活躍といえば、まず6月に親子の集いがあります。6月は父の日がありますが、そのこととは関係なく、お父さんとのふれあいのときでもあります。土曜日に設定していますが、必ずしも土曜日がお休みではないお父さんもいます。お父さんが参加できないときにはお母さんでも良いのです。そして、お父さんのいない家庭もあるので、「親子の集い」とし、ことさらお父さんとは言わないようにしています。それでも三分の二はお父さんの参加があります。当園は派遣会社から体操の指導者に来てもらっていますので、親子のふれあいの指導もしてもらうのです。親子で楽しくできる体操遊びをしてくれます。次にお父さんの出番は運動会です。いつも10月になって行います。どのクラスも親子ゲームがありますが、結構お父さんが出場してくれます。綱引きをしたことがあります。迫力あるお父さんの綱引きに、子ども達は固唾を飲んで見守ります。お母さんの綱引き、これはまことにはなやかで楽しいものです。子ども達もお父さんやお母さんの、家では見られない活躍に大きな励みを受けるのでした。この他、遠足がありますが、遠足はウィークデイでもあり、殆どのお父さんは参加できません。また、バザーでもお父さんの出番があり、焼きそば作りはなかなかのものです。こうしていくつかのお父さんとのふれあいがありますが、決して多いとはいえません。そういう意味でもお父さんたちが「おやじの会」を結成し、積極的に幼稚園における出番を作り、出かけてくださることは、子ども達の希望ともなっています。

聖書の言葉
「幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。」
(マタイによる福音書2章40節)」