鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

まことの礼拝をする人々(園児の礼拝)

今日からいよいよ夏休みになりました。ところが、私はその意識がなく、さがみ野ホームからの帰り道、車を運転していると、小学生と思える二人の女の子の歩いているのを見かけました。あれれ…、あの子達、学校はどうしたのかな、と思ったのでした。急いで幼稚園に帰り、合同礼拝です。礼拝前、ホールに集まった子ども達に、先生が「今日のお休みは何人ですか」と各クラスに聞いています。結局、15名がお休みでした。実はお休みではないのです。幼稚園は昨日に第一学期の終業式を行ったのです。従って、今日から夏休みに入っているのです。ところが、当園は昨年も実施しましたが、夏休みに入っても7月28日までは保育を行うことにしています。自由登園ですから、出席は取りません。15名の欠席ではなく、それぞれの状況で過ごしているのです。このあたりになって、ようやく夏休みの実感が出てきました。そうか、さっき歩いていた小学生は学校を休んだのではなく、夏休みに入っていたんだ、とようやく気がつくのでした。いくら自由であっても、保育がある以上、夏休みとはならないのです。まして8月4日までは預かり保育をするのですから、幼稚園であっても夏休みはお預けのようです。
夏休みの自由保育ですが、今日は合同礼拝を行いました。さがみ野ホームは朝9時から利用者・職員の合同礼拝が行われます。礼拝は約30分ですから、終わるとお茶をいただき、すぐに帰らなければなりません。幼稚園の合同礼拝が10時15分から開かれることになっています。今日はそれくらいの忙しさですが、例えば木曜日です。綾瀬ホームの職員礼拝が8時30分から開かれます。終わると9時から利用者の礼拝が行われます。そして、その後は10時30分から家庭集会が始まります。そのために10時15分までに教会に着かなければならないのです。私と共に家庭集会に出席する人が、連れ合いを含めてですが車に同乗するので待っているのです。家庭集会では食事をいただきますが、12時過ぎには失礼しなければならないのです。午後2時までに八王子医療刑務所に行き、教誨を行います。午後3時頃になってようやく終わるのですが、引き続き女性の教誨を依頼されることもあります。教誨は男性と女性とは別々に行うのです。午後4時頃になってようやく集会が終わったと思うのでした。綾瀬ホームと家庭集会の間に幼稚園の集会も差し込む場合もあります。今日はさがみ野ホームと幼稚園の礼拝のみですが、時間が接近しているとなんとも忙しい思いをいたします。
現在は78名の園児ですが、そのうち15名いないと、いつもとは違う礼拝にもなりました。少ない人数だけ静かな礼拝ということです。きれいにさんびかを歌っていましたし、お話も静かに聞くのでした。思わず4月の始業の頃を思い出します。最初は礼拝の意味を知りません。隣どうしおしゃべりはする、大きな声を出す、落ち着いて座っていない、ふざけっこする等、騒がしいものでした。次第に礼拝に慣れてくると、今度はさんびかを知るようになりますから、大きな声で歌います。のどが痛くなるのではないかと思うほどです。そして7月ともなり、夏休み前の時期になると、礼拝を理解するようになるのです。本当にきれいにさんびかを歌うようになるのでした。たったの四ヶ月ですが、随分と成長したと思います。それぞれの夏休みを過ごすでしょう。きっと、9月の始業日にはさらに成長した子ども達と出会うでしょう。楽しみにしています。
礼拝をささげる生活は平安が与えられ、しっかりとして中心が与えられるのです。すなわちイエス・キリストのお心が与えられるということです。自分の思いにおける生活は不安定であり、決して良いことはありません。この一週間、多くの皆さんと礼拝をささげることができたことを神様に心から感謝いたします。

聖書の言葉
「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がそのときである。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。」(ヨハネによる福音書4章23節)