鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

綾瀬ホームの礼拝  幼稚園の創立記念日会食

毎週木曜日には綾瀬ホームに行きます。綾瀬ホームは知的障害者施設です。朝8時30分からは職員の皆さんの礼拝です。そして、9時からは利用者の皆さんの礼拝です。皆さんは礼拝をとても楽しみにしています。実は前週はお休みをさせていただきました。私は教誨師をしていまして、教誨事業50周年記念大会が新高輪プリンスホテルで開かれたのです。そのため綾瀬ホームの礼拝はお休みにさせていただきました。同ホームの佐竹敬園長先生が朝ホーム内を見回ると、利用者の皆さんが「今日は牧師先生来る?」と聞くそうです。従って、お休みさせていただくと利用者の皆さんに申し訳ないという思いが募ります。
礼拝で利用者の皆さんはとても大きな声で讃美歌を歌います。私のお話にもよく聞いてくれます。面白いお話をすると大きな声で笑います。70〜80名の皆さんがいますが、心を一つにして礼拝をささげるのでした。
綾瀬ホームは今から14年前に綾瀬の寺尾から吉岡の地に移転しました。その当時は教会のすぐ近くにあり、3分もあればいかれました。今は車で15分くらいかかりますが、なるべく早めに行き、利用者の皆さんとふれあい、お話をしています。
玄関に入るとスリッパが並べられています。利用者Aさんが自分の使命としているのです。礼拝の部屋で布に書かれた讃美歌を掲げていると、Bさんがきて手伝ってくれます。礼拝の始まる前には讃美歌プレーヤーを運んでくれるCさん、礼拝が終わるとそのプレーヤーを元の場所に運んでくれるDさん、私のかばんを玄関まで持って行ってくれるEさんなど、利用者の皆さんがいろいろお手伝いをしてくれます。その皆さんにとっても礼拝がお休みであるとつまらないのです。
綾瀬ホームの皆さんと礼拝をささげることにより、私自身が慰められ、力を与えられています。


幼稚園の創立記念日会食
毎年6月10日が幼稚園の創立記念日です。幼稚園の創立に関しては明日の日記に記します。今日は創立記念日の会食について記しておきましょう。創立記念日には会食をいたします。いつもカレーライスを作ります。年長の星組さんが会食の用意をします。前日にスーパーへ買い物に行きます。それぞれ財布を持たされて、自分が買うべき野菜を買います。いつもはお母さんと一緒に買い物をするのでしょうが、自分が主体になって買うのですから責任があるわけです。買い物をして幼稚園に帰り、今度は下ごしらえをします。慣れない手つきでジャガイモやにんじんの皮をむき、適当にきります。手を切るのではないかと心配でもありますが、結構やって見せます。きっとお母さんがそばにいたら、いろいろと口をはさみ、はらはらしながら見ているでしょう。星組さんの準備はそこまでで、後は先生たちが仕込みをします。翌日、すなわち今日ですが創立記念日礼拝をささげ、その後会食となります。ホールに机を並べたり、会場準備も星組さんが行います。そして、いよいよ会食です。おいしいカレーライスです。花組さんもひよこ組さんもみんな「おいしい、おいしい」と言いつつ食べていました。そして、おかわりをするお友達が大勢いました。星組さんの準備、買い物、会食については幼稚園のブログに写真で紹介されていますのでご覧ください。会食の準備に携わった星組さんは、豊かな経験と自信を持ったことでしょう。