鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<34>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<34>
2013年4月15日「重なるラッキー」



 パソコンのプリンター・インクが無くなる。今まで印刷する度にブラックとマゼンダーが残り少ないという警告が出ていた。ついにブラックが無くなったので、印刷ができなくなる。商店街に確かパソコンの店があったように記憶する。それでスミさんと共にいつものように買い物に行く。スリコタである。そのスーパーの近くにパソコンを扱う店があったが、プリンターは扱ってなかった。それで何かとお世話くださっている近藤さんに電話して聞いてみる。この辺にはプリンターのインクまで売っている店はないそうだ。ミッドバレーに行けば、いろいろな店があるので、売っている店もあると言うことである。いずれどなたかがミッドバレーに行ったときに買ってきてもらえば良いのであるが、すぐにもプリントアウトしたいものがあるのである。明日の16日には牧師館で婦人会が開かれる。今回は牧師のメッセージなのである。そのために、メッセージを用意していたのであるが、プリントアウトしたいのである。印刷できなければ、手書きも考えたが、せっかく用意したのであるから、何とかプリンターのインクを手に入れることである。
 スリコタの買い物から牧師館に帰ったのは午後4時頃であったが、ミッドバレーに行くことにしたのである。ミッドバレーは羊子がいるとき、池上美香さんが私と羊子を連れて行ってくれたのである。連れ合いのスミさんは婦人会に出席している。ミッドバレーメガモールというのであるが、東南アジアの最大級の規模であると言う。ジャスコ伊勢丹、イーオン等の大手スーパーマーケットが入っているし、キャノンやソニー等も入っている。ここにはないものはないのである。例によってFooさんにタクシーを依頼する。しかし、Fooさんは忙しいようである。だからコンドミニアムの前でタクシーを待つ。たまたま来たタクシーを止め、ミッドバレーまでいくらで乗せてくれるか聞いてみる。するとそのタクシーの運転手はメーターによると言うのである。これこそ良心的なタクシーなのである。こちらではほとんど行く先に対して料金はいくらだと言う。メーターにはよらないのである。タクシーに乗る時にはメーターを使用するように言わなければならないのである。そのタクシーに乗ること10分もしないうちにミッドバレーに着いてしまった。料金はRM6.40である。こちらでは初乗りはRM3である。なんと210円である。タクシーに乗ろうとするとRM20とかRM15であると言う。RM20であれば600円と言うことになる。
 広いミッドバレーメガモールの何処に行けばパソコン、プリンターのインクが買えるのか。しかし、意外と早く売っている店に行きつくことができた。パソコン、プリンター、インクと羅列しただけで、店の方角を示してくれる店員さんに礼を述べてそこに行く。キャノンの店であった。牧師館のプリンターはキャノンであり、その店で買うことができた。さて、その次が大変である。連れ合いのスミさんが布地を買いたいのである。それを洋服売り場の店員さんに聞くのであるが、いろいろと教えてくれるが、こちらの求めているものとは違うようだ。随分と聞いて歩きまわるが分からない。それで教会の坪井明子さんに電話して聞いたのである。坪井さんもミッドバレーの布地屋さんに来られたことがあるようで、すぐに店の場所を教えてくださった。そんなに迷わないで布地屋さんを見つけることができたのである。



ミッドバレーの中で布地屋さんを探して歩く。



東洋一と言われるミッド・バレー・メガモール。


 いろいろと見て回りたいのであるが、今日はこれだけの買い物で良いことにし、出口の喫茶店で喉をうるおして帰ることにする。中に入ると、そこに池上美香さんがおられるではないか。やはり買い物に来られたのである。しばらくお話をしてから、私達はタクシーで帰ることにした。美香さんはこれから買い物をするのである。タクシーの運転手が誘ってくる。そこまでであったらRM20で良いと言っている。それでは高いことを知っているので断る。タクシーを数台断り、もう一度喫茶店に戻る。まだ美香さんがおられたので、買い物が終わるまで待つから、一緒に乗せていただき帰ることにしたのである。まさに行きも帰りもラッキーであった。