鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

インマヌエルと呼ばれる(アドベントの始まり)

本日の日曜日よりアドベント待降節、降臨説)に入りました。本日はアドベント第一週の礼拝です。一本のローソクが点火されました。第二週は二本のローソクとなり、四本のローソクが点火されるとクリスマスになるのです。つまりクリスマスの四週間前からアドベントとなり、クリスマスを待望する日々が始まるのです。クリスマスを待望するということは、主イエス・キリストがお生まれになることを待望することです。
クリスマスは12月25日ですが、教会ではクリスマスに近い日曜日にクリスマス礼拝を行います。今年は24日がクリスマス礼拝です。24日はイブ礼拝を行っているので、朝はクリスマス礼拝をささげ、夜はイブ礼拝をささげることになります。大塚平安教会はクリスマス礼拝をささげた後は祝会を行います。その後、子どもの教会がクリスマスの集いを行っていました。しかし、今年は、さらに聖夜礼拝があるので、大変な一日になってしまいます。そのため、今年に限り、子どもの教会のクリスマスは一週間早めて17日の午後3時から5時までの開催としました。そして、聖夜礼拝もいつもは夜の7時からでしたが、今年に限り夕方の5時から開催することにしたのです。来年は23日が日曜日であり、その日にクリスマス礼拝をささげ、聖夜礼拝は翌日の24日の夜に行うことになります。とにかく、今年は24日が日曜日になり、調整をしたのでした。
クリスマスはイエス・キリストがお生まれになった日です。その日を待望しますが、アドベントにはもう一つの意味があります。イエス・キリストは2000年前に生まれています。西暦はイエス・キリストの出現をもって始まっています。そのため西暦をキリスト歴とも言います。もつとも時間的誤差が生じており、イエス・キリストは紀元前に生まれたことになってしまいます。しかし、キリスト歴は2006年前から始まったということです。既に生まれたイエス・キリストを再び生まれるのを待望するのか、ということになります。そうではなく、生まれた日をお祝いしますが、クリスマスは再びイエス・キリストが現れると言うことなのです。それは生まれるということではなく、終末の時に再びイエス・キリストが現れるということなのです。終末のときですから世の終わりの時です。終末の時に現れて、人が生きた姿を問うのです。そのためにも日々の歩みを正して生きるということです。それを再臨と言います。再臨のイエス・キリストを仰ぎ見つつ生きることが求められているのです。アドベント、すなわちイエス・キリストの出現を待望することは、生まれたイエス・キリストのお祝いと共に、再び現れるイエス・キリストを待望すると言うことなのです。
アドベントを迎え、大塚平安教会では教会の大掃除をしました。本来はアドベントに入る前に大掃除を行い、新しく始まるキリスト教の暦を歩み始めるべきですが、日程的に困難でありますので、毎年12月の最初の日曜日にしています。掃除が終わるとクリスマスの飾り付けを行います。飾りつけと言っても社会に見るような華々しさはありません。窓にステンドグラスをはめ込むのです。クリスマスに関するいろいろな絵が描かれています。これはかなり以前に作ったものですが、いまだに掲げています。やはりクリスマスの喜びを分かつためにツリーを飾ります。外の檜にはイルミネーションで社会の人々にクリスマスの到来を告げるのです。
本日はアドベントに入りましたので、クリスマス案内を配布しました。明日のブログに案内を記しますので、皆さんもぜひお出かけください。

聖書の言葉
「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』この名は『神は我々と共におられる』という意味である。」(マタイによる福音書1章23節)