鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

園のたより (巻頭言) 6月号

ドレーパー記念幼稚園は毎月「園のたより」を発行しています。今月のカリキュラムや目標、お誕生日を迎えるお友達の紹介、各クラスの先生たちのクラス便りを掲載しています。その巻頭言を園長が記しています。この日記にも「巻頭言」を記し、皆さんに読んでいただくことにしました。


2006年6月    №276   ドレーパー記念幼稚園  
                                
「実を結ぶ」(3)                園長 鈴木伸治
当園は他園にはない行事があります。クリスマスはキリスト教ではない幼稚園でも行うでありましょう。イースターペンテコステは行事としては特にしませんので、礼拝にてその日の意味を示されています。それから他園ではしていない行事として「花の日」があります。この日は子ども達が花を持参します。お花をたくさん飾って礼拝をささげ、神様のお恵みを示されるのでした。それらの花は礼拝が終わると、星組さんが、施設や日ごろお世話になっている方々にお届けします。医院、駅、消防署、交番、郵便局、地主さん、綾瀬ホーム、さがみ野ホーム等を訪問します。ホームにいる皆さんはこの日を覚えており、ホームでも週に一度礼拝をささげますが、私の顔を見ると「今度はいつ来るのか」と尋ねます。この花はいずれ枯れてしまいますが、子ども達の愛の花はいつまでも咲き続けるのでした。
幼稚園では「花の日」でありますが、教会では「子どもの日・花の日」としています。毎年、6月の第2日曜日にこの日の意義を示されつつ礼拝をささげています。教会はこの日は「子どもの教会」と合同で礼拝をささげます。もともとこの行事はアメリカの教会で始まりました。子ども達の祝福の成長を励ますために、教会にたくさんの花を飾り、子ども達を多く集めて礼拝をささげ、集まった子ども達に祝福のお祈りをしたのでした。大塚平安教会でも今年は6月11日の日曜日は「子どもの日・花の日合同礼拝」をささげます。この日には教会の皆さんが「励ましカード」を書き、子ども達に贈っています。
きれいなお花は神様のお恵みのうちに咲いているのです。花屋さんが育てなくても、野に咲いている花は誰が世話をしているのでしょう。暖かい日差し、心地よい風、潤いの雨は、何と言っても神様のお恵みなのです。子ども達が神様のお恵みに養われ、祝福の成長が導かれています。やがて豊かな実を結ぶでしょう。