隠退牧師の徒然記＜１７２＞

隠退牧師の徒然記（2013年7月20日〜）＜１７２＞
2013年8月17日「こんな日もあって」

聖書の言葉
あなたがたのうちだれ一人、罪に惑わされてかたくなにならないように、「今日」という日のうちに、日々励まし合いなさい。
（ヘブライ人への手紙3章13節）

　毎日の猛暑で、出来るだけ外出は避けているが、それでも出かけなければならないことがある。15日の木曜日は大塚平安教会に赴く。シルバさん家族支援委員会が開かれるからである。折角の外出であるので、ついでに他の用を足す。午前10時30分頃に出て、約15分歩いて京急線六浦駅に着く。暑い日差しの中、帽子をかぶっているが、暑さが身にしみる。ホームには何故か人が多い。この時間帯は通勤時刻でもなく、電車に乗る人も多くはいない。構内放送があり、杉田駅で人身事故があり、電車が時刻表通りではなく、随分と遅れているのだと言う。そのため、最近の逗子線はエアポート急行となっており、金沢八景駅と新逗子駅の折り返し運転は無くなっているのであるが、この日は折り返し運転となっている。従って、金澤八景駅で乗り換えることになる。横浜方面に出掛ける時は、そのままエアポート急行に座って乗っていればいいのである。乗り換えることにより、快速特急では座ることができない。上大岡駅までなので10分で着く。たまには立っていても良いではないか。
　上大岡の用事は、2月に逆さまつ毛の手術を形成病院でしているので、生命保険会社から保障費が出ると言うので診断書を書いてもらっていた。受け取りに行ったのである。駅から歩いて5分もかからない。駅前では横浜市長選挙の候補者が街頭演説をしていた。戻って来ると別の候補者が演説をしている。この暑いのにご苦労様なことである。今度は横浜駅で乗り換え、東急線の白楽駅に行く。そこに静岡銀行があるからである。静岡銀行は綾瀬にいる時、教会のすぐ近くにあり、そのため教会にしても幼稚園にしても取引をしており、ついでに個人関係でも利用していたのである。しかし、同銀行はさがみ野支店を撤退し、鶴間に大和支店として営業するようになる。だから教会も幼稚園も他の金融機関に代えたのであるが、個人的にはそのまま利用しているのである。横浜に転居して、近くの静岡銀行と言えば白楽にしかない。セブンイレブンのATMで利用できるのであるが、時には通帳記帳で銀行に行くのである。そして横浜駅に戻った頃は12時を過ぎていた。何所かで昼食を取らなければならないが、どこの食べ物処も店先でお客さんが待っている。食べ物処を捜すのもおっくうであり、小さい喫茶店に入る。サンドイッチ程度の軽食で昼食を済ませたのであった。
　そして相鉄線で「かしわ台」駅に向かう。久しぶりにこの電車に乗ることになる。大塚平安教会を退任しても、何かと教会に行くことがあるが、いずれも車で行き来していたのである。昔は、大塚平安教会は「さがみ野」駅から歩いたものである。桜並木があり、木陰を歩くことになる。ところが最近、桜並木の桜の木はすべて切り倒されている。そして新しい遊歩道が造られているのである。桜並木ならぬ青空通りになってしまったのであった。このことについては以前のブログにも記している。それで「かしわ台」駅で降りたのであるが、ホームから改札口まで線路沿いを350メートル歩くことになっている。しかし、屋根があるので、日陰を歩くことになる。一つ変わったことがある。線路沿いを歩くのであるが、土手沿いでもあり、そこはいつも雑草が生い茂っていた。ちょっとした公園みたいなものが造られているのであった。少しは気持ちの転換が与えられるようである。
　教会付近では、今まで何かと利用していたプチフラワーの花屋さんが閉店しており、いくつかの変化を見ることになる。まずドレーパー記念幼稚園による。夏休み中であるが佐竹園長がおられ、お話をすることができた。幼稚園も色々と手を加えて、子供達の夢と希望の場になっていることは喜ばしいことである。そして午後2時からシルバさん家族支援委員会が大塚平安教会で開かれたのであった。シルバさん家族は難民として日本にわたり、難民として申請していたが却下されている。最後の手段は裁判に訴えることであった。弁護士さんが訴訟の資料を作成してくれているので、それらの資料を確認すること、今後の取組みを相談することであったが、加えてチャリティーコンサートを11月4日に開催することを決める。その頃、スペイン・バルセロナでピアノの演奏活動をしている娘の羊子が帰国し、青山教会、横須賀上町教会、三崎教会でコンサートを開くことになっている。その谷間の中でシルバさん家族支援チャリティーコンサートを開くことにしたのである。暑い中、電車で赴いたが、大きな収穫を与えられたようで、暑さが飛んでしまったようだ。コンサートについてはその頃に記すことにしよう。