鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

「隠退牧師の徒然記」<153>

隠退牧師の徒然記(2013年2月1日〜)<153>
2013年3月1日「振り返れば、お恵みの数々(その一)」



聖書の言葉
モーセは民に言った。「あなたたちは、奴隷の家、エジプトから出たこの日を記念しなさい。主が力強い御手をもって、あなたたちをそこから導き出されたからである。あなたはこの日、自分の子供に告げなければならない。『これは、わたしがエジプトから出たとき、主が私のために行われたことのゆえである』と。あなたは、この言葉を自分の腕と額に付けてしるしとし、主の教えを口ずさまねばならない。主が力強い御手をもって、あなたをエジプトから導き出されたからである。あなたはこの掟を毎年定められたときに守らねばならない」。
出エジプト記13章3〜10節)



 まだ2月であると思っていたら、もはや3月である。2月は「逃げ月」と言われるように、逃げるように過ぎ去り、3月になる。3月になると、急に追われるような気分になってくる。3月13日にマレーシア・クワラルンプール日本語キリスト者集会へボランティア牧師として赴くことになっている。もちろん、今までも少しずつ準備してきたのであるが、まだ大丈夫との思いが強かった。しかし、3月となり、出発まで残る二週間なので、あわただしくなってきたのである。だから、このブログも休会にしようと思っているのであるが、何か、書き残しているとの思いがある。一つは人生の総括であろうが、これは改めて記すことにして、少なくともこの一年の総括を記しておく必要があるのではないか、ということに思い当たる。現役として在任中は、新しい年になると共に、年度の総括に向けて準備が始まるのである。教会の歩み、各部の歩み、それらの報告書をまとめるのである。教会総会への報告事項であるが、むしろ神様へのご報告としてまとめていたということである。もはや、隠退の身であり、組織的な歩みの総括ということはない。しかし、隠退教師としての歩みがあるのであり、3月という時、この年度のまとめを記しておくことは、神様への報告義務でもある。
 まず礼拝の生活について総括しておこう。隠退教師になりつつも、基本的には主体的に礼拝が導かれている。2010年3月に大塚平安教会を退任する。しかし、その年の4月から9月まで横浜本牧教会代務者のお務めをすることになり、毎週の講壇の御用をする。10月からは無任所教師として、どこの教会にも所属しなくなったので、日曜日にはどこかの教会の礼拝に出席することであった。しかし、11月28日の日曜日から「六浦谷間の集会」として、連れ合いのスミさんと二人で礼拝を献げることを始めたのである。私は無任所教師となり、もはや日曜日の礼拝説教のお役放免となったのであるが、しかし、長年の牧師人生が御言葉に向かう姿勢が培われている。だから土曜日には教会歴によって説教ができあがっているのである。その説教はネットによりブログ「鈴木伸治・御言葉に向かう」として公開しているのである。説教が用意されているのであるから、ここで礼拝をささげましょう、と始めたのが六浦谷間の集会であった。前週2月24日の礼拝は、礼拝開始第74回目であった。2012年度としては24回の礼拝をささげている。2012年度は4月1日が主日礼拝であった。一年は52、3回の主日礼拝があるが、24回の六浦谷間の集会における礼拝の他は、六浦谷間の集会バルセロナ礼拝が6回ある。昨年、9月10日より11月6日まで、スペイン・バルセロナの羊子のもとで滞在する。滞在中、週に一度は六浦谷間の集会バルセロナ礼拝をささげていたのである。こちらでは連れ合いのスミさんと羊子と、原則三人であるが、恵みの礼拝であったことを示されている。この礼拝も六浦谷間の集会の礼拝であるから、礼拝開始74回目に加えなければならない。そうすると礼拝開始80回目となり、2012年度は30回の礼拝を献げたことになる。



2010年12月5日の六浦谷間の集会礼拝に小澤八重子さんと田野和子さんが出席される。
礼拝を開始して二回目の礼拝であった。



六浦谷間の集会バルセロナ礼拝。
窓越しに見えるのはサグラダ・ファミリア(聖家族贖罪教会)。



 六浦谷間の集会の礼拝は、基本的には連れ合いのスミさんと二人だけの礼拝であるが、時には知人、家族が出席している。2012年度を振り返ってみよう。2012年は3月27日から4月9日までスペイン・バルセロナでピアノの演奏活動をしている娘の羊子が一時帰国している。そのため4月1日の主日礼拝は10名の出席者であった。羊子に会いに来てくださった皆さんであるが、春休みということもある。共に食事をいただき、羊子のピアノ演奏があり、楽しい歓談の時をもつ。その他の礼拝は多くても4、5名である。追浜にお住まいの小澤八重子さんが時には出席されたり、私達の子供達が出席するからである。そして、12月23日のクリスマス礼拝は9名の出席であった。子ども達や知人が出席されたからである。
 私達夫婦の2012年度の礼拝は、六浦谷間の集会の礼拝は以上の報告によるが、その他にバルセロナ日本語で聖書を読む会における礼拝、日本基督教団横須賀上町教会の礼拝、三崎教会の礼拝、清水ヶ丘教会の礼拝、横浜本牧教会の礼拝に出席している。これらの礼拝に出席したことについては、その都度、ブログで報告しているが、2012年度の総括として次回に記すことにしよう。