鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<462>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<462>
2018年4月22日「新緑の季節を喜び」



聖書の言葉
野の獣よ、恐れるな。荒れ地の草地は緑となり、木は実を結ぶ。いちじくとぶどうは豊かな実りをもたらす。シオンの子らよ。あなたたちの神なる主によって喜び踊れ。主はあなたたちを救うために、秋の雨を与えて豊かに降らせてくださる。元のように、秋の雨と春の雨をお与えになる。
旧約聖書・ヨエル書2章22-23節)



4月から伊勢原幼稚園の園長を担いつつ歩んでいるが、その職務を喜びながらも、なによりも車窓に見る大山と丹沢山塊の眺めを喜んでいる。大塚平安教会在任中には、大山に出かけ、丹沢登山を楽しんだものである。大山は友人たちと登ったこともあるが、それほど高くもなく、比較的楽に登れるので家族と登ったこともある。途中の阿夫利神社までケーブルカーで行けるし、そこから山頂まではそれほどきつい行程でもない。また、丹沢登山は隋分と登っているので、いろいろな思い出を持っている。友人と登り、我が家の三番目の子供、優とは数回登っている。単独の登山も数回の経験をもつ。中でも正月の元日に一人で上ったのである。登山歴を持つにしても、あまり登山の知識がないままの登山である。丹沢の塔ノ岳を目ざしたのであるが、冬山なのである。頂上に近づくにつれ雪が多くなってくる。その装備もないままに登山したのであるから、無謀というほかはない。本来ならアイゼンとかピッケルを持参する必要があった。アイゼンとは登山靴の底に鋲のついた履物をつけるのである。雪道でも凍った所でも楽に歩けるのである。その後、登山の知識を深めるようにしたのであるが。大山は登山の楽しみもあるが、麓には豆腐の料理店が並ぶ。その豆腐料理を味わうのも楽しみなのである。登山をしなくても豆腐料理を目ざして伊勢原の地を踏むこと数回はある。伊勢原と言えば大山であり、豆腐料理との印象が根強く残っているのである。
そんな昔のことを思いつつ、小田急線の海老名駅から伊勢原駅までの車窓を楽しんでいるのである。現実に伊勢原での職務が与えられているので、心して取り組みたいと思っている。去る4月19日は年長組が伊勢原にある「子ども科学館」へ見学に行く。ここにはプラネタリウムがあり、それがメインであるが、子ども科学館には楽しい科学的な遊びが用意されている。幼稚園からそこまで約30分歩くのであるが、途中の新緑を楽しみつつ歩いたのであった。帰りはその新緑の中で、しばし楽しみつつ遊んだのである。並行して思い出されるのは、早苗幼稚園時代に近くの本牧山頂公園に出かけることであった。避難訓練で、山頂公園に避難し、保護者の引き取りを待つのである。あるいは親子の遠足も山頂公園であった。そして、冬の凧揚げ大会もこの山頂公園で行う。ドングリや落葉拾いにも出かける。広大な山頂公園の新緑の美しさを示されながら、懐かしい思い出となっている。しかし、どこの地でも今は新緑を楽しむことができるであろう。
我が家の源平桃の木も今は新緑となっている。その他、我が家にはミカンの木が数本植えてある。数年前に苗を植えたのであるが、一本の木は実をつけたが、後は実をつけないまま伸びているのである。柚子は毎年豊作であり、今年も随分と花をつけている。過日、破損したビニールハウスを撤去したが、広々とした庭は緑一面となっている。その緑は雑草とフキでもある。それでも緑の庭は心を和ませてくれている。



伊勢原の子ども科学館



プラネタリウム見学後は科学的遊具で楽しく遊ぶ。



科学館への途中に緑の広場で楽しむ。



我が家の緑の牧場。フキと雑草の庭であるが。