鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<459>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<459>
2018年3月17日「終わりと始まりと」



聖書の言葉
あなたにはレビ人アロンという兄弟がいるではないか。わたしはあなたの口と共にあり、また彼の口と共にあって、あなたたちのなすべきことを教えよう。
旧約聖書出エジプト記4章14-17節)



横浜本牧教会付属の早苗幼稚園にて2016年10月から幼稚園の園長として務めてきたが、2018年3月をもって終わることになった。もともと暫定的なお勤めであり、当初は半年のつもりでいたのであるが、さらに一年の延長があり一年半の務めとなった。早苗幼稚園は設置者である教会の牧師が園長を担うことになっており、前任の牧師・園長が2016年9月で退任したことにより、暫定的な園長として務めることになったのである。2010年3月に、30年間務めた大塚平安教会牧師、ドレーパー記念幼稚園園長を退任したとき、それからは隠退牧師としてゆっくりするつもりであったが、横浜本牧教会は牧師・園長の退任があり、暫定的であるが教会の代務者及び幼稚園の園長を半年間になったのである、その経験があるので、2016年9月に牧師・園長が退任したので、暫定的な園長を担うことになったのである。代務者は小林誠治牧師であったが、同牧師は神学校の校長先生を担っており、幼稚園の職務はできないと言われるので、その任が私に来たのである。
一年半は瞬く間に過ぎた。それでも最初の半年間は、留守番的な思いであったのであるが、さらに一年間の職務が延長されたとき、いろいろなことに気づかされ、構築物の修繕や新規に建て直したりする。教育の面でも、いくつかの取り組みをすることができたのである。私なりに職務を務めあげたと思っている。4月からは新しい牧師・園長を迎えて歩むことになっている。新しい体制になったとしても、しっかりとした主任先生がおられるので、安心して後を委ねることができたのであった。今まで通りの教育方針、また取り組みを担って行くことができるであろう。
3月15日は卒園式、16日は在園生の修業式であり、この日をもって私の職務は終わりとなった。その16日の午後に卒園生と保護者の皆さんが謝恩会を開いてくださった。楽しいプログラムで進められ、教職員の働きに感謝してくださったのであった。その前日の卒園式では45名を送りだしたのである。卒園生には卒園の修了証書を渡しながら、証書を受け取る子供の頭に手を置き、「神様を愛し、人々を愛する人になりますように」との祝福のお祈りをささげる。ドレーパー記念幼稚園では30年間、子供たちに祝福のお祈りを与えてきたが、この早苗幼稚園でも二年間に渡り祝福与えることができ、心から喜び、感謝しているのである。卒園式が終わってから、教職員と幼稚園委員会の皆さんと共にお昼の会食をする。普段は預かり保育があるので、教職員が一堂に会しての食事ができない。卒園式は預かり保育をお休みにしているので、一同に会することができるのである。そのとき退任の挨拶をさせていただいたのである。今まで退任後のことはどなたにもお話をしてなかった。ここで初めて私の4月からのことを報告したのであった。4月からは伊勢原教会に関係する学校法人伊勢原幼稚園の園長に就任するのである。教職員の皆さんは、退任後は再び隠退牧師としての歩みであろうと思われていたようだ。それにも驚いていたが、今度は片道2時間も要しての務めであることで、それも驚いていたのである。それなら、退任しないで続けていただきたい、なんてのお声をいただいたのであるが、この4月からの体制は教会の姿勢であるので、それに従っているのである。教職員の皆さんからは記念にネクタイを贈られる。私の好みの色柄でもある。翌日、そのネクタイを締めて幼稚園に行ったのであるが、皆さんは一様に「似合う」と言ってくださる。「今後はこのネクタイを締めて、皆さんから首を抑えられていると思います」とお礼の言葉を述べたのであるが。
まもなく4月である。始まりである。新しいネクタイで、新しい職務につくことにしよう。



在任中、避難用滑り台を設置。遊具にもなる。



掲示板を設置。先生たちが楽しいものを掲示している。



最後の礼拝で、お別れはハグして。



謝恩会で、先生たちが登場して。