鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<452>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<452>
2017年10月14日「子供たちの元気に励まされ」



聖書の言葉
競技場で走る者は皆走るけれども、賞を得るのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。競技をする人は皆、すべてに節制します。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするのですが、わたしたちは、朽ちない冠を得るために節制するのです。
新約聖書・コリントの信徒への手紙<一>9章24-25節)



9月の終わり頃から10月にかけては、特に運動なるものを示される。いわゆる運動会が各地で開かれるのである。務めている早苗幼稚園は10月7日に開催を予定していた。しかし、当日は雨の予報であり、前日には延期を知らせたのである。そして9日に開催したのであった。思い出す限り、運動会の天気予報で悩んでいたと思う。前任のドレーパー記念幼稚園時代、当日の天候は良くないと示されていた。しかし、はっきりしないので当日を迎える。朝の時点では雲が多くても雨降りではないので決行する。しかし、プログラムが進むにつれ、雨がぽつりぽつりと落ちてくる。プログラムを割愛しながら、早めに終わってしまったのである。言うまでも無く保護者の皆さんから苦情をいただく。こんな天候なので延期にして欲しかったということである。そんなことが心にいつまでも残っているので、天候が良くなければ延期にすることである。今回も7日の開催日は雨こそ少しであり、しかし寒い一日であったので、延期にして良かったと思う。延期された9日は天候もよく、むしろ暑いくらいであった。
ドレーパー記念幼稚園時代の運動会は園庭で開催することができた。120名くらいの子供たちとしては丁度良い広さである。しかし、観客は保護者ばかりではなく祖父母の皆さん、兄姉の皆さんも応援に来られるので、やはり狭さを感じていた。それでも園庭で開催できることは喜びでもある。現在勤めている早苗幼稚園は園庭が狭い。しかも130名もの園児がいるので、開催は不可能である。それで毎年のことながら近くの大鳥小学校の校庭を拝借しているのである。幼稚園から小学校まで歩いて10分もかからないが、そこまでいろいろな運動会用具を運ぶのは大変でもある。しかし、保護者の皆さんが、中でもお父さん達が運んで下さるので、大変ありがたいと思っている。そして、広い小学校の校庭で、お父さん達がいろいろと準備してくださるのである。それに対する感謝もあり、今年は幼稚園の特製のタオルを作っておいた。御礼として差し上げたのである。
幼稚園の子供たちが走ったり、競技をすること、それぞれ楽しいことである。しかし、幼稚園の時代では勝ち負けを前面に出すのではなく、みんなが一生懸命に参加することだけで良いと思っている。それで、例えば「玉入れ」で、籠に入れた球を数え、多く入った組みを「勝」としているが、そうではなく、玉を数えて、白組は何個入った、赤組は何個入ったと報告するだけで、両方の健闘をたたえてあげるのである。多く入ったから「勝」と言わないことにしたのである。運動会が終わり、見学した教会の人が、そういう取り組みは新鮮であり、とても良い取り組みであったと評価されたのであった。「かけっこ」でも、ゴールにテープを張って一番、二番を決めるのではなく、ゴールには担任の先生が待っていて、一生懸命走った子供たちを抱しめてあげるのである。こうして、みんなが参加した喜びを分かち合う運動会を喜んでいる。
自分の運動も励まされている。なるべく散歩をするようにしている。幼稚園に通う前は毎日2時間くらい歩いていた。しかし、幼稚園の園長を務める様になり、それができなくなっている。月水金の三日間は出勤しているが、その他は自宅にいるにしても、あまり散歩ができなくなっているのである。それでも歩けるときは1時間くらい歩いている。朝起きては軽く体を動かすことは毎日しているのだが。子供たちに励まされて、身体を養わなければならないと思っている。もう少し身体を鍛えておき、スペイン・バルセロナに行かなければならない。羊子の子供、孫の義也の運動会には応援に行かなければならないからだ。あちらでは運動会なるものがあるのかな。




玉入れで幾つ入ったかな。


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八ヶ月になる孫の義也君。バルセロナ在住。