鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<447>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<447>
2017年8月17日「祝福の成長を祈りつつ」



聖書の言葉
エスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。
新約聖書ルカによる福音書2章52節)



帰国中の娘、羊子の予定がほぼ終わり、後は8月27日の大塚平安教会礼拝奏楽を担当するだけである。特別な予定は、もはや無くなったが、お友達と会うこと、買い物に出かけること、結構協力しなければならない。前週は横浜本牧教会が羊子のピアノリサイタルを開催してくれた。当日は私が講壇に立つことが予定されていたが、午後からリサイタルを開催してくれたのである。12時30分からの演奏であり、礼拝後は軽食が用意され、いただきながらお交わりをする。中でも羊子の子供、義也君を皆さんが可愛がってくださり、代わる代わる抱っこされるのであった。しかし、まだ赤ちゃんである。泣き出したり、むずったりすることは言うまでもない。そのためリサイタル演奏中は園長室に赤ちゃん用の簡易ベッドを置き、我が家の子供たちがお守りをしたのであった。
横浜本牧教会でのピアノリサイタルは今回で二度目である。2010年4月から9月まで横浜本牧教会の代務者、早苗幼稚園の園長を務めている。その8月にリサイタルを開かせていただいたのである。そのときは礼拝堂にグランドピアノをレンタルで置く。礼拝堂での演奏であったが、今回はグランドピアノでなくても、アップライトで良いと羊子が言うので、幼稚園舎で開催となった。約70名の皆さんがお集りくださる。皆さんが喜んでくださったことは、私達夫婦も喜びである。
羊子のピアノ演奏については、インターネットでCDを購入できるようで、注文してはセブンイレブンで受け取るとか。演奏についてはユーチューブとやらで聞くことができる。羊子が言うには、勝手にネットに乗せてしまうので迷惑であるとも。今はネットの世界で、なんでもネットが媒介になる。知らないのは加齢の親ばかりなのである。今や世界中の人たちが羊子の演奏に触れることができると言う訳か。羊子は8月29日にはバルセロナに戻る。戻れば、既にいくつかの場でリサイタルが予定されている。以前の羊子ではなく、子育てをしながらの演奏は、かなりきついと思うが、本人の前向きな姿勢には見守る他はない。
義也は2月12日に生まれたので、8月12日は六ヶ月になる。その六ヶ月の成長を記念して幼児洗礼式を執行した。本来、洗礼は教会の名において執行するものである。その為には教会に願い出て、役員会の承認を得、準備のときを持つのであるが、我が家の家族が証人となり、六浦谷間の集会として幼児洗礼式を執行したのである。教会で受けても、バルセロナで成長するので、常時不在となる。存在がわからなくなるのである。そのような手続上のことは省略して、家族の喜びを優先したのである。成長に従い、羊子は義也に幼児洗礼を授けられていることを示すことであろう。しかも、祖父からであることを示していくであろう。
それにしても六ヶ月になる義也君の重いこと。抱っこしていると、かなり疲労がたまるのである。それも喜びなのであるが、バルセロナに行っても、重さの感触は残っているであろう。FaceTimeでいつもまみえることになるが、画面ではなく、その重さの方が腕の中に残っているのである。また、来年も帰国すると言っているが、抱っこして歩くことはなくなるだろう。子どもたちの成長は、自分の加齢より早く感じるのである。健やかな成長をお祈りしている。



横浜本牧教会にて説教。羊子と義也君も礼拝に出席。



ピアノリサイタル。アップライトで演奏する。



義也君の幼児洗礼式。



おばあちゃんが本を読んであげるのだが。