鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<244>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<244>
2014年4月28日「日々、喜びつつ」



聖書の言葉
命を愛し、幸せな日々を過ごしたい人は、舌を制して、悪を言わず、唇を閉じて偽りを語らず、悪から遠ざかり、善を行い、平和を願って、これを追い求めよ。主の目は正しい者に注がれ、主の耳は彼らの祈りに傾けられる。主の顔は悪事を働く者に対して向けられる。
(ペトロの手紙<一>3章10-12節)




昨日4月27日の礼拝は復活節第二主日である。復活祭、イースターを4月20日に迎え、復活の主を仰ぎ見つつ歩みだしているのであるが、改めてご復活の主に導かれたのである。この27日は三崎教会の礼拝説教に招かれ、家族も出席したのである。スペイン・バルセロナ在住の羊子も一時帰国しており、共に出席する。三崎教会では昨年の11月10日に羊子のピアノコンサートを開催させていただいている。その時、生野隆彦牧師ご夫妻はご親族の葬儀でご不在であった。それで、今回は先生ご夫妻がおられるので、礼拝後に三曲弾かせていただき、お聴きいただいたのである。礼拝にご出席の皆さんも、思わぬ演奏で喜んでくださったのであった。
礼拝後は山田満枝さんと私たち家族が昼食を共にする。山田満枝さんは青山教会の教会員であるが、三崎教会の近くにある老人ホームに入居されておられる。従って、月に一度は青山教会に行かれるが、その他は三崎教会に出席されているのである。青山教会は私が最初に赴任した教会である。4年間、伝道師と副牧師の時代を過ごすのである。そして、その時代に生まれた羊子や星子を山田さんも覚えてくださっている。昨年11月3日に青山教会の礼拝説教に招かれたとき、羊子が一時帰国している時であり、ピアノコンサートを開かせていただいたのである。その時、羊子や星子ともお会いくださり、久しぶりの再会をお互いに喜んだのである。昨日の三崎教会の礼拝には連れ合いのスミさんをはじめ、羊子、星子、百合子も出席し、その後の食事も一緒にいただいたのである。三崎にはおいしいお寿司屋さんがあり、三崎教会の礼拝説教に招かれたときには、山田さんと私たち夫婦がいつもそのお寿司屋さんでいただくのである。いつも私たちがご馳走になっているということである。そしてこの度、家族一同であるのにおいしいお寿司を山田さんがご馳走してくださったのである。申し訳ないと思いつつ、おいしいお寿司をいただく喜びを持ったのであった。羊子にはスペイン暮らしなので、一時帰国したときには、この美味しいお寿司屋さんで食べてもらいたいと思っていた。ちょうど羊子の帰国中に三崎教会に招かれており、よい機会が与えられたと思っていたのである。
神様のお導きなのか、このところ、羊子とは毎年イースター礼拝をともにしている。昨年はマレーシア・クアラルンプール日本語キリスト者集会のボランティア牧師として、3月13日から6月4日まで赴いている。昨年の場合は3月24日が棕櫚の主日であり、復活祭は3月31日であった。羊子は私たち夫婦がマレーシアに滞在中、ぜひ行きたいというので、それならこちらでチャペルコンサートの開催ということになったのである。そのため、3月22日から4月2日までの10日間、クアラルンプールの牧師館でともに過ごしたのであった。イースター礼拝では奏楽奉仕を務めつつともに礼拝をささげたのである。その前年の2012年のイースターは4月8日であったが、その頃に羊子が帰国しており、六浦谷間の集会のイースター礼拝をともにささげたのである。そして、2011年のイースターは4月24日であったが、この時は連れ合いのスミさんと二番目の娘、星子と共にバルセロナに滞在していたのである。4月4日から5月18日までの約二ヶ月である。その前の4月17日の棕櫚の主日礼拝には羊子が出席し、奏楽奉仕をしているカトリック教会のミサに出席する。子ども達が棕櫚の枝をもって教会に集まって来る様、また礼拝において子供たちが神父さんと共にイエス様を歓呼してお迎えする様を示されたのである。日本の教会は棕櫚の主日ということで質素に、悲しみを持ちつつ礼拝をささげるのであるが、カトリック教会の喜びの棕櫚の主日の迎え方を示されたのであった。しかし、棕櫚の主日は賑やかにミサを行うが、イースター礼拝は何もしない普通のミサなのである。そのため、棕櫚の主日ミサに出席したので、イースターのミサには出席しなかった。その変わり羊子の家でイースター礼拝を家族でささげたのであった。
イースターと言えば、やはり大塚平安教会時代が思い出される。イースターにはイースターエッグが作られ、聖壇に置く。礼拝後は皆さんに配布してイースターの喜びとするのであった。さらに祝会はポトラック、持ち寄りの食事であり、皆さんのお料理をおいしくいただきながらお祝いするのであった。2009年度まで大塚平安教会に在任していたが、2010年度からはそれまでとは異なるイースターを迎えるのである。2010年は4月4日がイースター礼拝であり、横浜本牧教会の代務者としてイースター礼拝をささげたのである。そして、2011年からは前記した通りである。無任所教師、隠退教師になってのイースター礼拝をささげているのである。
こうして過去を振り返るとき、日々、喜びの日であると示される。今日を示されながら、過ぎ去った日々と重ね合わせ、喜びの毎日であると示されるのである。



六浦谷間の集会・イースター礼拝。4月20日



三崎教会の礼拝後、生野牧師ご夫妻に聞いていただくためにピアノの演奏をする羊子。
4月27日。



三崎教会礼拝後、生野牧師ご夫妻、山田満枝さんと共に鈴木家記念写真。



お寿司屋さんの前で、羊子と山田満枝さん。