鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<207>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<207>
2013年11月20日「本場のお料理をいだきながら」


聖書の言葉
信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。
使徒言行録2章44-47節)



久しぶりに横浜の中華街に行く。ドレーパー記念幼稚園在任中は時たまではあるが教職員の年末感謝会で出かけたものである。あるいは牧師仲間の寄りあいでも中華街に出掛けている。最近では2010年9月頃、横浜本牧教会の代務者を終える頃、同教会の方がご案内くださり、夫婦で接待していただいたことが最後である。従って、三年ぶりということになる。隠退して、ほとんど交友もなく、寄りあいもないので出かける機会もない。さりとて夫婦で出かけるのも億劫である。
この度、中華街で食事をすることになったのは、羊子が一時帰国しているからである。11月1日に帰国し、各地でピアノコンサートを開かせていただき、11日には次女の星子が勤める老人ホームでコンサートを開き、これですべての予定を終えたのである。そして14日はバルセロナにもどることになっている。戻る前にぜひお食事を共にしたいと申し出で下さった皆さんがおられる。その方々はバルセロナを訪れて羊子とお会いくださり、お交わりいただいているのである。いずれも横浜本牧教会の方達であるが、一組の方達は親子三代でバルセロナ観光をされ、羊子の家にもお訪ねくださりお交わりをいただいている。もう一組は今年になってツアーでスペイン旅行をされ、自由時間に羊子とお会いくださり、やはり羊子の家でお交わりいただいたのである。ツアーでのスペイン料理には、少しく食傷気味になっており、羊子の家で食べたご飯とみそ汁を大変喜ばれたのであった。いずれの皆さんも、羊子の家の目の前にあるサグラダ・ファミリアの眺望に感動されている。羊子がバルセロナにもどる前に羊子をお招き下さったのであるが、おまけに我々夫婦も共にお招きくださったのである。ありがたく感謝してお招きにあずかったのである。
羊子の家は六階建てのマンションで、その最上階の家であり、目線の高さでサグラダ・ファミリア(聖家族贖罪教会)を見ることができる。地上では見上げることであるが、目線の高さで一望できるのである。昨年、9月から二ヶ月間、連れ合いのスミさんと羊子の家で過ごしたが、毎日サグラダ・ファミリアを見つめつつ過ごしたのである。その滞在記を「受難の門を見つめつつ」と題して発行している。もっとも限定一冊であり、今年の連れ合いのスミさんの誕生日記念として贈呈したのであった。もう少し発行して皆さんに差し上げようかと思っているのだが。2011年4月から二ヶ月間、連れ合いのスミさんと次女の星子と共に羊子のもとで過ごしたとき、「スペイン滞在記」として発行している。その時は20冊作製したので、皆さんに差し上げている。まだ二冊ほど残部があったので、この度接待して下さった方々に贈呈したのであった。3月から三ヶ月間、マレーシア・クアラルンプール日本語キリスト者集会の牧会をして、「常夏の国にて」と題してブログを公開しているが、それも小冊子にして発行する予定であり、なかなか進まないでいる。
久しぶりに中華料理をいただき、羊子も私達夫婦も心から感謝している。なかなか高価な中華料理を食べる機会がない。バルセロナには中華の店がある。そこで食べているが、いわゆる食事として食べたので料理というものではない。バルセロナの北アンプリアスを訪れたときも、フランスのパリを訪れたときも、イタリアのローマを訪れたときも、いずれも中華料理店を見つけては食事をしている。確かにいろいろなお料理を食べたが、横浜中華街の店は本場の料理であり、やはり外国の中華料理とは異なる。
羊子が帰国したら、三浦半島の三崎にあるおいしいお寿司屋さんに案内しようと思っていたが、なかなか日程が取れず、今回は行く機会がなかった。今度来たときのお楽しみにしているが、何よりもおいしい中華料理をいただいてバルセロナにもどったのであるから、思い残すことはないと思っている。それにしても一時帰国して、いろいろな場所でコンサートを開き、皆さんに喜ばれた羊子の演奏を感謝している。



久しぶりに中華街を歩く。



おもてなしを感謝しつつ。